ベビーマッサージには様々な効果があり、これまでも各コラムで述べさせて頂きました。
特に身体面よりもタッチケアによる精神面へのアプローチは常々取り上げられる項目です。
中でもこの夜泣きの改善への効果とベビーマッサージの関係は取り上げられることが多い効果の一つです。
ベビーマッサージでは、赤ちゃんの全身をマッサージするため、赤ちゃんの筋肉運動をうながす事にもつながります。
快眠の要素として、適度な運動が必要なのは赤ちゃんも大人と同じです。
疲れたら眠りも深くなり、回復力も上がり、病気などへの抵抗力も期待できるでしょう。
その結果、夜泣きが少なくなるといった効果が期待されるのです。
歩く事もハイハイも出来ない時期では、運動という機会も少ないため、ベビーマッサージを通して、運動をした後のような効果を得ることができるといわれています。
赤ちゃんは睡眠の中で、今日あったことを思い返しているといわれています。
知らない場所にたくさん行ったり、知らない人にたくさん会ったりした夜、夜泣きが多くなってしまうのはこのためだと考えられます。
リラックスした時間を設けて、精神面のケアをしてあげることによって、不安だった気持ちを解消してあげる事が期待できます。
結果として、安眠の中で夜泣きも少なくリラックスして眠ることができるのです!
赤ちゃんが夜泣きをしてしまい、そのためお母さんが寝不足になる。
いらいらしてしまい、結果として赤ちゃんをちょっとほったらかしにしたくなったりしてしまう、また、疲れた顔で赤ちゃんと接して、その雰囲気を察知した赤ちゃんもまたリラックスする事ができない・・・。
といった具合に、負の連鎖が続いてしまうのが、子育てにおいて一番良くない状況といえるでしょう。
ママの愛情や精神状態は、赤ちゃんへも連動しやすい傾向にあります。
出来る限りママもリラックスして安定した気持ちで接する事で、夜泣きも少なくゆっくりと親子ともども眠りにつく事ができます。
周囲の方の協力を得て子育てをできるなら他にも解消の方法がありますが、環境は人それぞれです。
周りの協力を得られない、という方もいらっしゃるでしょう。
ベビーマッサージの大きな効果として、母親の精神面における安定も多くいわれているところです。
赤ちゃんに対する責任感が芽生え、またより愛する事ができるという点も良いところです。
赤ちゃんの健やかな成長のためには、お母さん(お父さん)の健やかな生活も欠かすことは出来ません。
赤ちゃんだけではなく、親がリラックスを得られるベビーマッサージは、このような観点からも夜泣きを抑制できる効果があるといえるでしょう。